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調べてみよう石油の活躍

調べてみよう石油の活躍

優秀作品賞

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石油連盟広報委員長賞

石油のぬくもり石油のぬくもり

岐阜県 岐阜市立長良東小学校 6年

棚橋 穂乃里

岐阜県 岐阜市立長良東小学校 6年

棚橋 穂乃里

「はい、新しいセーターを作ったよ。着てごらん。」
と、祖母がベージュ色の手編みのセーターを手渡してくれた。着てみると、肌触り良くとても暖かい。
「これは、色々な種類の糸の中でも、アクリル毛糸を使っているんだよ。毛糸は、羊の毛だけで作られているのではないんだよ。」
と、祖母は教えてくれた。その時、私は石油で作られた毛糸があることを初めて知った。もしかして、毛糸に限らず石油で作られている物が、他にもたくさんあるのではないかと思い調べてみた。プラスチック・合成ゴム・アスファルト・食品トレー・化粧品などなど。驚いたことに、石油とは全く別物だと思っていたLPガスも原油から作られるという。それらは、毎日私たちが見ない、使わないことがない、生活に欠かせないものばかりだった。アクリル毛糸も、どのように石油から生まれ変わるのか、自分なりに調べてみた。石油の精製工場で、石油からナフサを抽出し、合成繊維原料を作りだすという。私たち人間の最大の発明品は、電気や動力などがよく言われるが、まさにそれにふさわしい発明だと心から驚いた。
 もし、石油がなくなったら、私たちの生活はどうなってしまうのだろう。車にも乗れず物も運べなくなる。不便どころか、安全・安心な生活がなくなってしまう。そして、石油は地球の限りある大切な資源でもある。今の便利な生活は、決して当り前ではないことも知った。
 自分で調べてみて、今までと違った視点で見ることで分かった石油の恵み。それが当り前だと思わず、自分たちが今できることは何だろう。それを考えた時、リサイクルという方法で、大切に使い続けることが必要だと思う。使い終わったトレーなどのゴミ分別も、「面倒くさい」と思うか、「習慣にしよう」と思うのか、まさに私たちの考え方一つだ。
 一枚のセーターから教わった石油のひみつ。石油は、何億年かけてゆっくり作られる。これは、気の遠くなるような大昔からのありがたい自然の贈り物だと思う。便利な生活だけを追い求めて無駄づかいするのではなく、未来のことも考えて、リサイクルをはじめとしたいろいろな取り組みも行い、必要な分を長く使う。このような石油との向き合い方ができれば、様々な国の人々とも協力しあえる世界になるような気がするのだ。
 毎日の日常生活の中で、こんなに活躍している資源に感謝したい。そして、
「未来には、例えば鳥の羽のような、新しい繊維・毛糸が生まれるかもしれない。」
などと、この先の暮らしもワクワク想像しながら、祖母が心をこめて編んでくれたセーターを大切に着たいと思う。

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