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調べてみよう石油の活躍

調べてみよう石油の活躍

優秀作品賞

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石油連盟広報委員長賞

「つなぐ」「つなぐ」

大阪府 大阪市立聖賢小学校 5年

曾我 綸

大阪府 大阪市立聖賢小学校 5年

曾我 綸

 「ライトを一斉に消してみましょう。」ツアーガイドの声と共に世界が真っ暗になった。目が慣れれば何か見えるだろうと、目を凝らしたりこすったりしたがだめだった。隣にいる母の気配も感じない。これは、私が富士の溶岩洞くつ探検ツアーで体験した出来事だ。洞くつの中が真っ暗になったのは、ほんの数分間だったが、夜でも明るい都会に住む私には、光のない世界は想像以上に怖くて長く感じられた。明かりがついた時、ほっとした。小さな懐中電灯の光がこんなにも有難く尊いものに思えたのは生まれて初めてだった。「毎日快適な生活が当たり前に送れるのは、人間の努力のたまものだと思っているけど、実際は地球が与えてくれる資源の力なしでは実現しないんだろうね。」と、帰りの車の中で父がつぶやいた。

 今私は社会の授業で、日本の産業を学んでいる。父の言葉が気になって、改めて教科書を見返すと、どの産業にも石油が深く関わっていることが分かった。工場や発電所はもちろんのこと、魚を捕る漁船、農作物を作る為の農機具や設備にも石油が使われている。作った物を商品として、私達に届ける輸送面でも石油はなくてはならない存在だ。最も驚いたのは、スーパーで買う食品のトレーやビニール袋が石油製品だったことだ。石油なしでは、私達の社会はまわらないと実感した。

 私は、原油を見たことがある。真っ黒な液体だった。決して美しいとは言えないこの液体が気体になったり、透明な液体になったり、プラスチックの様な固体に姿形を変えて、私達の社会に空気の様に溶け込んでいる。

 原油は、日本ではほとんど採れない為、主に中東からタンカーで製油所に運ばれ、様々な石油製品に変えられる。外国で採掘された原油が私達に届くまでに、驚く程沢山の人間が関わっていることを初めて知った。そこで働く人達が日々石油を安全に届ける努力や工夫をしてくれているからこそ、私達は快適な生活が送れるのだ。石油は、黒い液体のままでは使えない。彼らが原油をまほうの水に変えてくれていると感謝した。また、石油製品を造る時や私達が石油製品を使う時にも環境を守ることができる様に研究開発をしている。

 しかし私が海岸の清掃ボランティアに参加した時、砂浜中に色とりどりのプラスチックの破片を見つけた。小さな破片を一つずつ拾い集めるのは大変だった。プラスチックは土に還らない。便利で良い物も使い方を誤れば悪になってしまう。きちんと分別し再利用すれば資源の節約にも環境を守ることにもつながる。これからも石油は人間の努力や工夫のもと使われていく。地球が与えた贈り物をこれからどう使っていくかは使う私達にかかっている。これからも快適な生活を送るために私は石油にかかわる仕事をしてみたい。人と石油をつなぎ、未来の人々の笑顔のために。

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