石油業界のカーボンニュートラルに向けたビジョン(目指す姿)石油業界のカーボンニュートラルに向けたビジョン(目指す姿)

石油連盟では、菅総理のカーボンニュートラル宣言をふまえ、2019年に策定した長期低炭素ビジョンを刷新し、新たなビジョンを策定致しました。
このビジョンの最大のポイントは、事業活動に伴うCO2(いわゆるScope1と2)の排出量の実質ゼロ、即ち「カーボンニュートラル」を目指すとした点です。
このために、省エネや再エネの活用・開発促進といった既存対策の強化に加え、CO2フリー水素の活用等の技術開発による精製プロセスの変革、CCS・CCUなどのカーボンリサイクルなど、2030年までの「革新的技術開発」と、その後2050年に向けた「社会実装」に業界挙げてチャレンジします。
また、合成燃料e-fuel(カーボンリサイクル)などの革新的技術開発・実用化など、供給する製品の低炭素化により、いわゆるScope3でのCO2排出削減にもチャレンジします。
これらに加えてCO2排出削減・吸収源対策として、水素ステーション、EVステーションのインフラ整備や、再生可能エネルギー事業の拡大、さらには廃プラリサイクルの技術開発や石化製品の原料を次世代バイオマスに転換することなどにもチャレンジし、社会全体のカーボンニュートラルの実現に貢献します。
上記の「ビジョン」を実現するため、2030年頃までを「技術開発」フェーズと位置付け、以下に掲げている様々な具体的「革新的技術開発」について、これまで培ったアセットや、人材、産業界のネットワークを活用し、今年度(一部は昨年度)から基礎研究に着手し、その後応用研究、さらにその研究成果を踏まえた実証研究(事業)にチャレンジします。
現在の製油所は、主に化石燃料である原油を原料として精製し、ガソリンなどの燃料や化学製品の原料といった石油製品を生産しています。2050年に向けた将来の製油所は、既存設備の活用に加えて必要な精製プロセスの改造なども図りながら、「革新的技術開発」の成果を活用したCO2フリー水素、回収CO2、バイオマス、廃プラなども原料として「カーボンニュートラルな燃料・化学製品」などを製造する拠点に転換していくことを目指します。
現在の燃料や化学原料の太宗を占める石油製品は、これらの革新的技術の実用化・社会実装により、2050年に向けて、合成燃料e-fuel(カーボンリサイクル)や、CO2フリー水素、バイオマス由来燃料などの「カーボンニュートラルな製品」にシフトしていきます。
石油業界は、こうしたチャレンジにより、社会全体のカーボンニュートラル実現に貢献し、「持続可能な社会」の構築に積極的な役割を果たす「サステイナブルな石油」を目指します。
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