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プレスリリース

2024年度災害時石油供給連携計画訓練の実施について

  石油連盟

 石油連盟は、資源エネルギー庁と連携し、9月11日(水)~13日(金)において、2024年度の災害時石油供給連携計画(以下「連携計画」)で定める訓練を実施しました。


※災害時石油供給連携計画:「石油の備蓄の確保等に関する法律」に基づく計画で、国内において大規模な災害が発生し、特定の地域への石油の供給が不足する事態になった場合に、当該地域において石油精製業者等が相互に連携して、石油の安定的な供給の確保を図るもの。2013年度以降、毎年開催(今回が12回目)。
 

 

1.共同オペレーション訓練

9月11日(水)、連携計画発動時に設置される共同オペレーションルームの会合について、シナリオ非開示を前提にした意思決定型の訓練を以下の通り実施しました。

 

想定シナリオ:
南海トラフ西側を震源とする巨大地震(最大震度7、マグニチュード8.0)により中国・四国地域等が被災し、連携計画が発動

訓練内容:
被災状況の総括、共同利用基地の選定、緊急要請への対応、道路啓開等の課題へ対応

参加者:
資源エネルギー庁、出光興産、ENEOS、コスモ石油、
コスモ石油マーケティング、太陽石油、富士石油、石油連盟事務局

オブザーバー:
キグナス石油、日本オイルターミナル、東西オイルターミナル、京極運輸、ニヤクコーポレーション、旭タンカー、昭和日タン、鶴見サンマリン、全国内航タンカー組合、全石連

 

【ポイント】
①    テレワークの定着及び実際の災害発生時に共同オペレーションルーム会合に参集できないことも想定し、対面とリモートを併せたハイブリッド形式での訓練を実施
②    災害対応の実効性向上の観点から、今回より輸送事業者等がオブザーバーとして参加 

            (共同オペレーションルーム会合訓練の模様)

 

2.その他訓練

9月12日(木)、13日(金)、以下の通り、模擬給油訓練等を実施しました。

模擬給油訓練〔9/12(木)〕
関東7都県の重要施設に向けて、実際にタンクローリー(空荷)を派遣し、荷卸し作業を模擬的に実施。

基地共同利用WG訓練〔9/12(木)〕
共同オペレーションルーム会合訓練で選定した出荷基地(今回は、太陽石油・四国事業所)を共同利用するにあたっての実務的な確認・協議を模擬的に実施。

緊急要請発出・対応訓練〔9/13(金)〕
石連事務局内にエネ庁・元売4社・JOGMEC・石連事務局で構成する「緊急要請対応室」を設置。都道府県・自衛隊等から発出された緊急供給要請(100件)を受理し、元売各社に担当を配分。また、要請元施設に要請内容を確認し、元売への配送要請・調整などを実施。

注:その他、災害時情報収集システムを活用した情報収集訓練を、別途2 回(7月・下期)実施。
 
           (模擬給油訓練の模様)
         (緊急要請発出・対応訓練の模様)

 

石油連盟では、訓練結果を踏まえて訓練の反省点・改善点等を抽出し、今後の災害対応力向上に繋げてまいります。

 

以上

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