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2022年度潤滑油需要見通しについて

  石油連盟

石油連盟 調査・流通業務部では、2022年度の潤滑油の需要見通しを以下のとおり取りまとめた。

1. 潤滑油計

 

2022年度見通しは、自動車用は前年度比ほぼ横ばい、工業用は原材料不足の影響などにより微減を見込み、潤滑油全体で2,027千kl(前年度比0.4%減)と想定した。

2. 用途別需要

 

(1) 自動車用

2022年度は、2021年度から続く世界的な半導体不足や部品調達先国のロックダウンの影響などにより、2019年度の水準までは回復せず、自動車用需要としては772千kl(前年度比0.1%増)と想定した。

(2) 舶用

2022年度は、新造船竣工量の持ち直しが見られるものの、原材料高騰などを理由とした内航貨物輸送量の減少により、舶用需要としては99千kl(前年度比2.0%減)と想定した。

(3) 工業用

2022年度は、新型コロナウイルス感染症拡大、原材料不足、価格高騰などの影響により生産活動の回復ペースが鈍化することを見込み、工業用需要としては1,155千kl(前年度比0.9%減)と想定した。

2022年度潤滑油需要見通し

単位:千kl、カッコ内は前年度比増減(%)

  2021年度実績※ 2022年度見通し
自動車用 771(-3.5) 772(+0.1)
舶用 100(-9.8) 99(-2.0)
工業用 1,165(+5.3) 1,155(-0.9)
潤滑油計 2,036(+0.9) 2,027(-0.4)

※2021年度潤滑油計は資源・エネルギー統計年報の数値を接続係数(1.41)で調整した値。

※2022年4月より資源・エネルギー統計における潤滑油の集計方法に変更があった1。2021年度実績は、2022年度見通しの値と比較するために経済産業省が公表している接続係数(1.41)で調整している。

1.ご参考:潤滑油の集計方法の変更と接続係数について(資源エネルギー庁)
https://www.enecho.meti.go.jp/statistics/petroleum_and_lpgas/pl004/pdf/LubricatingOilMethod.pdf

以上

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