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石油連盟会長コメント 第169回OPEC定例総会終了にあたって

  石油連盟

OPECは、6月2日、オーストリア・ウィーンで開催された定例総会において、安定してバランスのとれた石油市場を目指すことを確認した上で、今後数ヶ月の間、市場の動きを観察することとし、生産水準については具体的には言及しなかった。

年初20ドル台まで下落した原油価格(ドバイ)は、足元ではナイジェリアやカナダにおける供給不安を要因として45ドル前後で推移している。

世界の原油需要に堅調な伸びが見込まれるなか、現在の原油価格には市場の需給調整機能が働き始めていると考え、OPECは現在の方向性を変える必要はないとの判断に至ったものと考えられる。

今回の決定については、市場は織り込み済みであるが、今年末に向けて需給バランスは次第に均衡していくと見込まれており、今後の原油価格は、当面は50ドルに向かって比較的堅調に推移するのではないかと考えられる。


以上

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