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石油連盟会長コメント 第174回OPEC定例総会及び 第4回OPEC・非OPEC閣僚会合の終了にあたって

  石油連盟

OPECは、6月22日、オーストリア・ウィーンで開催された定例総会において、昨年1月に開始した減産合意を維持し、5月時点で152%となっている減産遵守率を7月1日から100%へ引き下げていくことで合意した。また、翌23日、ロシア等の主要非OPEC産油国とも会合を開催し、OPEC・主要非OPEC全体で、5月時点で147%となっている減産遵守率を同期間100%に協力して調整していくことを合意した。

前回総会以降、減産政策の継続に加え、一部産油国における地政学的な影響を受け、原油価格(ドバイ)は上昇傾向で推移し、足元では70ドルを超える水準となっている。

今回の決定は、足元の原油価格が約3年半ぶりの水準まで上昇する中、世界の石油需給安定に向けてOPECをはじめとする主要産油国が結束したものと考える。

今回の合意に参加した産油国及び米国の生産動向に引き続き注視していく必要はあるが、地政学的なリスクが残る中、当面、原油価格は現在の水準近辺にて推移するものと思われる。


以上

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