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2018年度潤滑油需要見通しについて

  石油連盟

石油連盟 調査・流通業務部では、2018年度の潤滑油需要見通しを以下のとおり取りまとめた。

1. 潤滑油計

2017年度実績は、自動車用及び工業用が前年度比で増加したため、潤滑油全体で1,431千kl(前年度比1.2%増)となった。
2018年度見通しは、舶用は減少が見込まれるものの、自動車生産台数が堅調に推移し、また工業生産の伸びが見込まれることにより、潤滑油全体で1,441千kl(前年度比0.7%増)と想定した。

2. 用途別需要

(1) 自動車用

2017年度は、ガソリン車及びディーゼル車向けがともに微増となり、自動車用需要としては、544千kl(前年度比0.9%増)となった。
2018年度は、ガソリン車向けはほぼ横ばい、ディーゼル車向けは微増が見込まれ、自動車用需要としては545千kl(前年度比0.2%増)と想定した。

(2) 舶用

2017年度実績は、新造船竣工量の減少等により76千kl(前年度比2.6%減)となった。
2018年度は、新造船竣工量はほぼ横ばいと見込まれるものの、石油製品及び建設関連貨物の荷動き悪化等による内航船舶輸送量の減少を見込み、舶用需要としては74千kl(前年度比2.6%減)と想定した。

(3) 工業用*1

2017年度実績は、鉱工業における生産活動が好調であったこと等により、811千kl(前年度比1.8%増)となった。
2018年度は、生産活動が引き続き好調であると見込まれることから、822千kl(前年度比1.4%増)と想定した。

2018年度潤滑油需要見通し

単位:千kl、カッコ内は前年度比増減(%)

2017年度実績2018年度見通し
自動車用 544 (+0.9) 545 (+0.2)
舶用 76 (-2.6) 74 (-2.6)
工業用*1 811 (+1.8) 822 (+1.4)
潤滑油計 1,431 (+1.2) 1,441 (+0.7)

*1.工業用は、電気絶縁用を含む。


以上

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