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軽油の品質

軽油は主にディーゼル車の燃料に用いられています。このため、自動車ガソリンと同様に以下の様々な品質要求項目を満たして作られています。

  • ①適度な着火性があり、エンジン内で安定した燃焼が得られて異常騒音や白煙をださないこと。
  • ②適度な蒸発性で、不完全燃焼物を出して排気ガスを悪化させないこと。
  • ③自動車排出ガス浄化装置の性能が維持できるとともに、排出ガス中の粒子状物質の一つである硫黄酸化物の排出も低減できること。
  • ④低温時に十分な流動性があり、燃料系統内で固まりにくいこと。
  • ⑤燃料噴射ポンプの摩耗防止に必要な適度な粘度と潤滑性を維持すること。
軽油の要求品質
試験項目 単位 特1号 1号 2号 3号 特3号
引火点 50以上 45以上
蒸留性状90%留出温度 360以下 350以下 330以下a) 330以下
流動点 5以下 -2.5以下 -7.5以下 -20以下 -30以下
目詰まり点 - -1以下 -5以下 -12以下 -19以下
10%残油の残留炭素分 質量% 0.1以下
セタン指数b) - 50以上 45以上
動粘度(30℃) mm2/s 2.7以上 2.5以上 2.0以上 1.7以上
硫黄分 質量% 0.0010以下
密度(15℃) g/cm3 0.86以下

a)動粘度(30℃)が4.7mm2/s以下の場合には、350℃以下とする。

b)セタン指数は、セタン価を用いることもできる。

出所:JIS規格

ディーゼル車の燃料用の場合、地域や季節により低温時の流動性能の異なる軽油が販売されています。そのため、寒い時期に暖かい地域から寒冷地域に移動した場合、現地で販売されている軽油を給油しないと、エンジンが停止するなどのトラブルが発生する可能性があります。

軽油使用ガイドライン

  北海道
(道南除く)
道南 中部山岳 東北 関東 北陸
1月 特3号 3号 3号 3号 2号 2号
2月 特3号 3号 3号 3号 2号 2号
3月 特3号 3号 3号 3号 2号 2号
4月 2号 2号 2号 2号 1号 1号
5月 1号 1号 1号 1号 1号 1号
6月 1号 1号 特1号 特1号 特1号 特1号
7月 特1号 特1号 特1号 特1号 特1号 特1号
8月 特1号 特1号 特1号 特1号 特1号 特1号
9月 1号 1号 特1号 特1号 特1号 特1号
10月 1号 1号 1号 1号 1号 1号
11月 2号 2号 2号 1号 1号 1号
12月 3号 3号 3号 2号 2号 1号
  山陰 東海 近畿 山陽 四国 九州 沖縄
1月 2号 2号 2号 2号 1号 2号 特1号
2月 2号 2号 2号 2号 2号 2号 特1号
3月 2号 2号 2号 1号 1号 1号 特1号
4月 1号 1号 1号 1号 1号 1号 特1号
5月 1号 1号 1号 1号 特1号 特1号 特1号
6月 特1号 特1号 特1号 特1号 特1号 特1号 特1号
7月 特1号 特1号 特1号 特1号 特1号 特1号 特1号
8月 特1号 特1号 特1号 特1号 特1号 特1号 特1号
9月 特1号 特1号 特1号 特1号 特1号 特1号 特1号
10月 1号 1号 1号 1号 特1号 特1号 特1号
11月 1号 1号 1号 1号 1号 1号 特1号
12月 1号 1号 2号 2号 1号 1号 特1号

・表の号数のもの、又はそれより流動性のよいものを使用するのが望ましい。

・それぞれの地域区分中、地形等によって局所的に特別に低気温となる地域については、気温に応じた流動性をもつ軽油が使用されるようにすべきである。

出所:JIS K 2204解説

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